私達の釣り道具

私達の使っている釣り道具

このサイトを初めてご覧頂いた皆さんも、これまでの私達のHPをもご覧頂いていた皆さんも、私達が旧物しか使わない偏屈者かと思っていらっしゃるかも知れませんが、実際には全く違います。
長いことルアーやフライの釣りをしてきましたので、旧い物も沢山所有していますがそれだけではありません。自分で使ってみて良いと感じたものを使っているだけです。旧い物であれば何でも「良」とは思っていませんし、新しいものだから「ダメ」若しくは「良い」という考えも持ち合わせていません。あくまで、自分にとって良いものが良いというだけなんです。そういう意味では違う好みの方がいても当然と思います。
ですので、ここを旧い釣具のサイトと思ってご覧頂いた皆さんには少々物足りなさがあるでしょう。
ABUリールの部品図(パーツリスト)についてはメンテナンスをしているメンバーの協力で掲載をしています。ただし、これも1980年代の前半までのメンテナンス資料のみです。
それと、私達はいわゆる「改造」にも興味なしです。基本的にオリジナル派です。私達はあくまで「釣り好き」でありまして「釣り道具好き」というわけではないのです。釣り竿・ルアー・フライなど道具作りやルアーの折れたリップの修理・ガイドの交換程度は行います。

今、私達が実際に使っている道具

あくまで自己申告によりますが、これを書いている2019年現在で確認してみたところ、釣り歴の長いメンバーはルアー釣りを始めてから70年近いそうです。その他のメンバーのうちで最も若い世代でもかれこれ50年くらいになるようでした。そのため道具も旧い物が沢山あったりしています。

リール

ルアー釣りのリールはスウェーデンアブ(ABU)社製の物を使用している者が多いです。「現在、使える代物ではない」などいろいろ言われていますが、趣味や楽しみで釣りをしている私達にとってはカタログ性能は全く無意味であって、圧倒的な故障知らずの信頼性が道具選びの上で最も重要なポイントです。でも、他のヨーロッパのメーカーやアメリカ製、最近は比較的価格の安い近隣のアジア製のリールも使っています。
日本製のリールも古い物はいくらかは残っていますが、残念ながら、最近の日本のメーカーのリールはほとんど使っていません。というよりも使えません。いくらなんでも値段が高すぎやしませんでしょうか?
アブ社の古いリールは、著名な検索エンジンで「Old ABU」などと検索するだけでまだまだ沢山の方が使っていたり、集めていたりすることがお分かりかと思います。
しかし、私達は釣具を集めることには興味が無いので、このサイト内には特定のモデルしか並ばないはずです。
私達がよく使うアブリールは(メンバーにより多少異なりますが)「アンバサダー(Ambassadeur)5001C」「アブマチック(ABU- Matic)141」「アブマチック170」「ABU505」「ABU507」「カーディナル(Cardinal)33」「カーディナル4X」といった古いモデルです。
これらは比較的新しいものでも1980年初め頃までに製造・販売されたものですが、これまでのところ多くは十分に使用に耐える状態を保っています。もちろん、相応に適切なメンテナンスを受けています。メンテナンスのためにヨーロッパに在庫していたメンテナンス用の新品部品セットを購入した時期もありました。
メンテナンスしてくれる人間もいますのでまだ当分は安心できる状態だと思っています。
フライ釣りのリールはイギリスのハーディ社のリールや日本のマリエットなどを利用しています。写真を掲載していましたので私達がABU社のフライリールを使用していたのは確かですが、現在はほとんど使用していないようです。

釣竿

釣竿はルアー用もフライ用もその他の釣り用も基本的により新しい物の方が良いと思っています。
どうやら私達は古物好きのコレクターのように思われている節がありますが、全くそうではありません。(私達にとって)実用に耐えない道具や使うことの無い不必要な道具には、それが如何に取引上価値があったり非常に数の少ない珍しいものであったとしても全く興味がありません。釣竿に限りませんが、私などは家に使わないものを置かないようにと家族から釘を刺されていますので、釣具を集めるなど全く不可能なんです・・・・・
釣竿の場合は、1980年代中頃以降は適当なブランク材を購入して自製していますのでそれらをメインに使用しています。ルアー用の場合、長さは概ね6.5~7.5 フィートです。柔らかめの物が多いかも知れません。フライ用は8.5~9フィートの7~8番クラスが多いですね。
どんどん交換していくので、釣竿のついては旧い物は沢山は残っていないようですが、メンバー夫々には好みがあるようでオリムピックの釣竿や4ピースのアメリカフェンウィック社製などを残しているメンバーがいます。
そんなわけで、釣竿は消耗品のように考えている部分がありますので、長く持たせるよりも使い勝手の方を中心に考えています。
移動の際の身動きのとりやすさなどを考慮して、現在、自製する釣竿の多くが3~4ピースになってきました。私達がボートを利用しないことや釣り場への自動車の利用を最小限にしていること、それにある時期に釣り場でお世話になっている皆さんから「車上荒らしがある」と聞いたことなどから可能な限り荷物を少なくしたことなどもこういう考えに至った要因であろうと思います。その他、振り出しタイプの釣竿を好んで使っているメンバーもいます。

ルアー

ルアーに関しては旧い物が沢山残っています。これらは「ギャラリー」に少しずつ掲載していく予定です(始めています)。ここでは主にマス用に使っていたルアーを掲載します。バス用のルアーは多くの方が詳細なHPを公開されていらっしゃいますのでここには沢山は掲載されないと思います。現在では、私達はプラグもメタルルアーもメンバーが作製するルアーを主に使用しています。中には市販されているルアーには見られないような変わった物もあってとても楽しめます。人の言うとおりにしない、人と違ったことをしてみる というのが私達の釣りの楽しみ方ですから丁度いいんです。
正直言って、現在販売されているルアーには魅力を感じていません。とても多くのメーカーさんがルアーを作って販売しているようですが、どれも似通っていて面白みに欠けます。もちろんとても綺麗ですし良く出来ているのでしょう。さらに、売られているルアーのサイズが少し小さいように感じられるのも私達にとっては魅力半減です。
市販のハンドメイドのルアーも沢山あって、こちらはまだそれぞれで特徴があるようですが、自分達で希望するものが入手できてしまうのでこれにも手を出す機会がありません。
他方で古いルアーにはなぜかそれなりに魅力を感じています。古い物でもそれなりにモデルチェンジがありコストなどの見直しはあったような感じはしますが、なぜか現代のものよりも良く出来ているように感じます。本当に「なぜか?」なんです。
古いヘドンのプラスティックのルアーをどうしても手放せないでいるメンバーがいます。以前に見せてもらいましたが、赤い箱に入った「ベビーザラ」なのですが、本来はあるであろう繋ぎ目が全く見えず、ロクロにかけて磨いたとしか思えないような痕跡まであります。それだけ手をかけていたと言うことなのかも知れません。

タックルボックス

タックルボックスは以前はストック用がプラノの777系や7777、アムコの3500系や4500系。釣りに持って行くのがプラノの737系やアムコの 1000系でした。現在はストック用こそ変りませんが、持ち出すボックスはだんだん小さくなってプラノの1118などを使っているメンバーが多いようです。
プラノの1118はもちろん違うのですが、私達は「ロックが一箇所」のタックルボックスはあまり購入しませんでした。普通に蓋の開くタイプでもアムコの 500などはロックが二箇所です。プラノの777や737は一箇所のロックですがハンドルを持っても蓋が開いてしまうことは絶対にありません。そんなことを考えてタックルボックスを選んでいました。
そういった失敗を経験した者がいるんですよ・・・・・釣り場でも家でも。釣り場で失敗したメンバーは沈むルアーを多数失ったりして残念な気分になったようですが、自宅で失敗したメンバーはカエシの付いているフックが装着されたままのルアーが大量に絨毯を釣ったそうです(笑) 取り外すのが大変だったと言っていました。

釣り糸

釣り糸はどこかで書いていたと思いますが、私達が使っているラインは一般に書籍等で書かれている太さよりもとても太いと思います。10ポンド以上が基準です。マス釣りでです。ブランドはメンバーごとに各々異なりますので何ともいえませんが、比較的やわらかい・しなやかな物を選んでいます。色は気にしません。蛍光色大好きというメンバーもいます。